題名:エビフライはしっぽまで食べるべきか、食べざるべきか?
報告者:トンカツる
エビフライは甲殻類のフライの中でもメジャーな方であろう。同じ甲殻類としてカニフライもあるが、こちらは主に爪の部分のみのフライが多く、カニを丸ごとフライ化したメニューはほとんど見たことがない。エビフライ以外にも、貝類のメジャーどことしては、カキフライになろう。ただし、こちらは好みの差が大きく、喜んで食べる子供は見たことがない。その点、エビフライは、子供も大人も好んで食べる率が高い。
一方、肉のフライに関しては、カラアゲが断トツであることが、以前の調査にて明らかとなったが(この記事を参照)、海鮮全般でのフライははたしてどれがNo.1であろうか。肉よりも種類が多いので、簡単には調査できないが、魚のみであれば、海鮮ドリーム5による調査から、アジ、イワシ、キス、イカ、シャケになることが推測される。そこで、Cookpadにより、アジフライ、イワシフライ、キスフライ、イカフライ、シャケフライ、エビフライ1)、カキフライと、ぞれぞれ検索し、それによるレシピが何品であるかを調査した。その結果を下表に示す。
表 フライのレシピの品数
これを見ると明らかであるが、エビフライが断トツである。すなわち、海鮮全般でのフライのNo.1は、やはりエビフライであることが予想される。
そのエビフライであるが、食べ方に個人差が現れやすいのが、しっぽまで食べるか、食べないかであろう。しっぽまでを食べる人はそのカリッとした食感を楽しみたい、あるいは、カルシウムがとれるかもしれないという思惑により、遂行させられているに違いない。一方、食べない人は、硬いやエビフライの身ではない、あるいは、食べる部分でない、という考えに同意する人になろうか。折半して、しっぽは食べないが、しっぽの中の身はきっちり食べる、という人もいるであろう。筆者は、比較的しっぽまで食べる方ではある。しかしながら、ジャンボエビフライ(長さ20cm)となると、さすがに食べない。実に硬いからである。これを言い換えれば、実に硬い殻であるからである。大きいエビは、やはりその大きさゆえに、装甲(殻)が分厚い。甲殻類の殻は、キチン(chitin)と言われ、直鎖型の含窒素多糖高分子で、ムコ多糖の一種であり、ポリ-β1-4-N-アセチルグルコサミンのことであるが2)、そのキチンをきちんと食べる方がよいものなのか。ジャンボエビフライではダジャレも浮かぶ悩みの種である。
1) http://cookpad.com/search/エビフライ (閲覧2016.5.25)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/キチン(閲覧2016.5.25)
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