地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

厳格なる幻覚、その映像化



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

20240921095316






pocket LINE

「本ページにはプロモーションが含まれています」




題名:厳格なる幻覚、その映像化
報告者:ダレナン

 本物語は、この物語の続きです。

 頂上に辿りつき、愛の頂きに到達したと感じた時(図)、僕は震えが止まらなかった。確かに、そこは寒かった。その影響も皆無ではないだろう。でも、それとは異なるこころの震えが収まらなかった。
 ポケットから取り出した貝殻にもう一度、キスをした。そして、その太陽に輝く黒いダイヤを見つめなおした(この物語)。その時、その化石の貝殻から、琉花と晴美さんの姿が浮かんだ。最初は、それが幻視かと思えた。目を疑った。しかし、いくら目をぬぐっても、その映像化は消えなかった。
 厳格なる幻覚。



図 on the top1)

琉花:「カツオくん。ありがとう。愛してくれて♡」
晴美:「わたしも」
晴美:「でも、その貝殻の化石、半分だよね…」

「そうだけど…」

琉花:「もう半分を探してほしい」
琉花、晴美:「わたしたち、からのお願い♡」

「もう半分…なの?」

琉花、晴美:「うん♡ そう…」

 もう一度目をぬぐった。そうすると、そこにはすでに琉花と晴美さんの姿は見えなかった。あまりにも寒いから、やっぱり幻覚だったのだろうか。いや、やっぱり幻覚ではなく、厳格な映像化だ。
 ここで、初めて、僕がなぜBlack Diamondによる登攀(この物語)をするようになったのか、分かったような気がした。この黒いダイヤ、しじみの化石を探し出すため。そして、もはや、決して、何も登攀出来ていないストーリーではなく、結した、ことで、不思議とここまで登攀出来た。このストーリーは、幻ではない。なんせすでに75話目に突入している。(この先もきっと行ける。読者さまは、それを期待している。なんせ読者さまは、三文も支払ってくれたのだから)
 方や、そう、こころでひしひしと感じた。

1) https://www.flickr.com/photos/trulshe/3996956387/in/pool-svalbard/ (閲覧2020.3.3)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。