題名:こころの中で、つぶやいた報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 「晴美さん。鳴り石の浜に着いたよ。随分と雨降ってるけど、いいの?」晴美:「うん。別に、いい。でも、カツオくんもいっしょに浜まで来てくれるかな?」 雨模様なのに、車内にはあいにく傘は一本しかない。これじゃ、明らかに相合傘じゃないか。でも、仕方がない。今は、晴美さんからあの香りがそれほどしていない。大丈夫。きっと大丈夫。相合傘でも。「傘一本で、相合傘になるけど、いい?」「うん、それでいい」 それでも、…
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